休職した後について|元町・中華街、石川町の心療内科・精神科|横濱元町メンタルクリニック

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休職した後について

休職した後について|元町・中華街、石川町の心療内科・精神科|横濱元町メンタルクリニック

2024年8月25

メンタルでの不調を理由に、会社を休職した後はどうなるのか?について、一般的なお話をしたいと思います。

当院でも、これまで仕事を頑張って続けていたのに、様々な原因で就労困難となり、休職を余儀なくされる患者さんが多く通院されています。

うつ病や適応障害と診断された場合、精神科医と一緒に話し合い、休職を決定した後に診断書を作成してもらい、休職となります。

休職期間は、患者さんの病状や環境・経済的要因などにもよりますが、概ね3ヶ月程度となります。この期間をお伝えすると、驚かれる患者さんも多くいます。

❶ 1ヶ月から2ヶ月の間は、精神科の治療を並行しながら、カラダやココロの休息をとって頂く期間となります。この間、患者さんには、日常生活のリズムを崩すことなく、回復を目指し自由なことをして過ごして頂きます。自由に過ごすことはなかなか難しいのですが、患者さんの中には、「自分は病気だから、良くなるまで外出せずに、自宅にいなくてはいけない」と考える方もいて、これでは逆効果になってしまいます。逆に、朝に散歩などをして朝日を浴びることで、脳からメラトニン、セロトニンといった睡眠や幸福に関わるホルモンなどが分泌され、自ずと治療効果に寄与することにもなります。本当に外出が出来ない程辛い状態であれば、精神科医と相談し薬物療法などを選択していきます。先ずは仕事や会社よりも、自分ファーストで過ごして頂きます。

❷ 2ヶ月後、ある程度カラダやココロが回復し、復職に対する意欲も出てきたら、仕事復帰について少しずつ考えていく期間となります。通勤などの訓練、上司や産業医との面談を通して、復帰時期や部署・業務などを調整していきます。上手くいかない場合は、転職など新しい将来も選択肢として考えていきます。また、リワークなどの復職支援プログラムを利用する場合もあります。復職する際、様々な不安を抱えると思いますが、その不安はどなたでも感じることであり、100%不安なく、やる気に満ちた状態で復職する患者さんは一人もいません。できる限り不安を軽減できるように精神科医がサポートしていきます。

❸  3ヶ月後、精神科医と話し合い、復帰可能であれば復帰診断書を作成してもらい、それを持って上司や産業医と面談を行います。会社でも職場復帰が可能と判断されれば、復職プログラムに沿って復職がスタートします。但し、日系企業と外資系企業、または様々な業種間、会社の規模などで、復職に対する考え方が少しずつ違うように感じています。

休職している間は、傷病手当などを利用して、経済的な問題を少しでも担保していきます。

病状や調整によっては、休職期間が延長する場合や、逆に短縮する場合もあります。

初めて休職する患者さんは、先の見通しが立たない中で相当な不安を感じると思います。しっかりとした治療や休養・環境調整をした患者さんは、しっかりと復職や転職をしていますのでご安心下さい。

当院ではお一人おひとりに合わせた対応をさせて頂き、患者さんにベストな選択ができるよう全力でサポートさせて頂きます。

お一人で悩む前に、横浜市中区の精神科・心療内科である、横濱元町メンタルクリニックにご相談下さい。

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